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2012年3月22日 (木)

フランスの出生率が高いのは何故? ある家庭の場合

フランスの出生率は 欧州先進国の中でも飛びぬけている

2008年の統計で2.00人 ( 日本は1.37人 )

 

制度が充実しているとか、経済的支援があるとか

育児環境が整っているとか 様々な原因が挙げられる

 

ちょっと変わった見方では、 移民がバンバン産むからとか
婚外カップルの子供たちの数が意外と多いから、

といった フランス的理由も挙げられる

 

今回は、 フランスのある家庭を例に

私なりの 勝手な想像を巡らしてみたいのです 

 

  ribbon                  ribbon

01. パリ郊外、とある町、
ルノワール通りにお住いの ベルナールさんちは 子だくさん

 

フランス人と言えば 夏のバカンスに命を懸けるのは有名ですが、

冬のスキーも 相変わらず なかなの人気です

01  
  
( 色素の薄い彼らに サングラスは必需品! )

 

 

 

02. ママは料理名人  今回 私達が訪問した時、

腕に撚りをかけて 家庭料理をご馳走してくださいました

 

メロンのヨット、 牛フィレと野菜の串焼き、ナスとトマトズッキーニの香草焼き・・・etc 

チーズも レストランのように 産地にこだわってます

02

03. ママは 料理好きのマダム達と 月に一度、

持ち回りで 料理研究会を開いている

調理の仕方、味や出来栄えに 忌憚ない意見を述べ合って

腕の向上に努めているという

( キッシュ downwardleft

03

( レシピや料理写真をまとめた分厚いファイルが もう何冊も出来ていました  )

04. 彼女のコレクションは フクロウの置き物

ジャパニーズ梟も 何羽かお仲間に

  shine                 shine

 

ママは ”コーラス歴”も長い         食事の後、  私たちは

ヴェルディのオペラ ”ナブッコ”の 「行け我が想いよ黄金の翼に乗って」、 

あの素敵なメロディを 彼女はフランス語で、
私は もちろん日本語とハミングで 合唱しました~

 

当たり前ながら 言葉は違ってもメロディは同じ・・

得も言われぬ共感と 感動が湧き起こりました

 

音楽は万国共通の言葉、 音楽の力は偉大ですネ~~!   note

04






05. パパは 自動車メーカーの平均的サラリーマン
 

現在は ”先祖の足跡を辿る ナントカ学”に没頭しています

 

先祖に有名なキャプテン(船長さん)がいて、

大西洋などを アフリカや南米まで航海したという・・

 

国立図書館に通い キャプテンの出身地の役場に出向き、
新聞記事なども克明に調べ、
 

その詳しい足跡、人生を知ろうとしているのです

 

楽しげに話す彼の目は キラキラしていて

まるで ”男のロマン”を 追体験しているかのようでした!

05








06. ”男のロマン”は 自分の足でも 実現しつつあります・・
 

北スペイン、「サンチャゴ デ コンポステラ巡礼」に 夫婦で挑戦中!

「巡礼」ですから 勿論 全行程を歩いて行くわけです

 

年に2回程、7~10日間の巡礼を繰り返し、数年がかりで

これまで ほぼ 三分の二を踏破している

各宿場でもらった 帆立貝の御朱印帳が なんとも誇らしげ・・

 

bellaめの場合、
飛行機で 一足飛びに サンチャゴデコンポステラ入りしましたから
 

有難味が 全然違いますね!   airplane       

( サンチャゴデコンポステラの 大聖堂 ↓)

06

07. さて、ベルナールさんちの子供は四人  前置きが長くなりましたが、

 
フランスの出生率の高さの 小さな秘密が
 

もしかして この平凡な家庭に垣間見られるかもしれません

  shine                 shine

 

この四兄妹は 今や立派な職業人 

○○大学を卒業しましたとか、××一流会社に入社しましたとか、

「何処に入るか」が 重要なのではなく、  「何になるか」が 重要!
 

それが フランス人の基本的な考え方

それを地で行くのが この ファミリーなのです

07

                                        (dessin   by bella )






08. 長男、フィリップは テレビディレクターで 国内外飛び回っている 

が、その傍ら 音楽CDのアルバムを出している ミュージシャン

  notes                                        notes

 

ママに聞いた ”ステージや 動画の中の フィリップは 

自分の子でなく、別人のように 見えるのではないですか~? ”



" いいえ、フィリップは いつも自然体なの ・・・ 

家でも、職場でも、歌っていても、いつも同じように優しくて、ナチュラル

どんな時も 彼自身であり、 私の息子なのよ・・ ”
 

08

( ボーカルの女性は彼の恋人という訳ではないそうです )  

 






09. 長女ソフィーの結婚式

  
彼女は シャンゼリゼーやニューヨークの 「シャネル」で働いていたので
香水のテスティングには うるさいという
 

現在は子育て中だが、この前も 親に子供を預けて

タンザニアに出かけて来たらしい・・

09

(両親へのプレゼントは 日本のように、披露宴のセレモニーの一環ではなく
後日、寛いだ中で 自然体で行われる)






  ring                  ring

10. ソフィーのダンナさま フランソワは 経営コンサルタントの傍ら

漫画の物語本をたくさん出していて 売れ行きも上々

巻末には 「家族と 妻ソフィーのサポートに 感謝している」 と、

カッコいいこと 書いてマス

10








11. 次女マリンは ホテルマン
 

ホテル学校を出たあと、インターン修行、 その後も
 

ワインや料理の知識 実際の客商売のノウハウを 身に付けるべく

フランス国内外 かなり旅行をして、
 

現在は 人気のレストランで働いている

 

  restaurant                restaurant

 

私が訪問した日は たまたま 昼過ぎに仕事明けでご帰宅、 

テーブルで ママの料理を取り分けたり ワインを注いだり
プロの技を披露してくれた

 

しかし、仕事は 相当な肉体労働だそうで、 ”疲労困憊”、 

お先に失礼します、と言い残し 

午後3時には 自分のベッドに倒れこみ、夜更けまで寝込んだらしい

11

( 胸の桔梗は マリンがこの日 たまたまママに贈った花  dessin by bella )

 

 

  hospital                                         hospital

 

三女アストリッドは 看護婦さん、 

看護婦学校を出て、はやり あちこちでインターンを経験し、
今は ある病院で働いている
 

寮生活が長く、 滅多に彼女には会えないでいる・・

 

  chair                                          chair

さて、フランス人が 全てこうだ、とは申しません 

ただ、フランス人は いつも 
それぞれの境遇で、 自分なりの道を模索しており
 

”個性的でありたい” ”自立した人生を送りたい” と 願っている
 

それは 子供時代から植えつけられる人生観で、

実に大袈裟に言えば  親は ”産みさえすればいい”のです

 

( 勿論 立派な大人にするために 子供時代のしつけは
群を抜いて厳しいですけど・・)

 

   school                                   school

日本の場合は 良い学校・よい大学に入れて、 よい会社に入れて、、、

職に就くにも 得意分野を 何とか 共に探してあげて、、、

よい伴侶を見つけてあげて、、、   とにかくお金がかかるし、、、

 

もう 親の肩の荷が重すぎて
 

確かに 子供を産む気力も 減退するかも知れません・・

  club                club

フランスの出生率が高水準で維持されているのは 大方は

様々な環境が整っているお陰でしょうが、

基本的には ほぼ18歳を境として 子供の自立が早く、 

” 養育の苦労 ”より ” 成長後の収穫への期待値が高い ”

という理由が  根底にあるからなのではないでしょうか・・  

 

 

ついでながら 
農業大国 フランスの食料自給率の高さ(130%)(日本は39%)も
 

陰ながらの 出生率維持に貢献しているような気もします

 

フランスのあらゆる地方で、 見渡す限りの豊かな農地を見ていると

 

不思議と  「 子供の二人や三人 なんとかなるサア 」

と言う気がしてくるのは確かです!

 

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コメント

日本とは基本的に考え方が違いますね。
このままでは日本の将来は本当に、どうなるのかと
心配になります。  ところで bella さん制作の
パステル画(と思いますが)は、すばらしいじゃないですか。
いい表情が出ています。 これからも掲載してくださいね。

これは一つの卓見にちがいありませんね。
かつてのわが国でも(戦時中の兵士増産は論外ですが)、豊かな農業に頼って
「子供の2人や3人」だったかもです。
久しぶりでbellaさんのデッサンを拝見しました。あいかわらずのbella調、素敵です。

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わが家の次女は来月3人目の子を出産の予定。今度は男かと期待するが
生まれるまでは日本みたいに性別の検査はしないと。
フランス人の連れ合いは、子供が大好きだと、いつもニコニコしている。
たしかに子供のしつけは厳しい。ジジババの前でも大声で叱りつける。
おさんどんにゆくかみさんは準備に忙しい。日本語と英語フランス語を
操る長女と、日本語を話さない次女の面倒を見に。

日本の人口の減少は心配ですね。
女性の急激な職業意識の所為でしょうか?
育メン教育が足りなかったのでしょうね。
bellaさんのデザインは益々素敵になりました。
モデルさんより可愛いかも・・・
旅休に掲載されたら教えてくださいね!

bellaさま、
初めてbellaさんの絵を拝見して、嬉しくなりました。
優しい感じがとても素敵です!。
日本がフランスのようになっていくのは時間がかかりそうですよね。
いい大学を出たかよりも「何になるか」という考え方って、
とても励みになりますよね。
相変わらずの食いしん坊なので、ついママさんの手料理に目がいってしまいます。
キッシュとチョコ?ケーキらしきも写真はとても気になりました。。。あと、
何のキッシュだったんでしょう。
茄子トマトズッキーニの香草焼き。。。作ってみたいなあ。
絵画を巡る記事はもちろんですが、このような生々とした国の文化を
教えてもらえるのもとても楽しく、勉強になりました。

apple田舎紳士さま    こんばんは
お久しぶりです  URLがわかりませんので、お訪ねできないのが
残念です~   お嬢様を通じて 紳士さんは いろいろお詳しいですよね

異文化交流を目の当たりにして 感慨深いことと思います
三番目の赤ちゃんもお楽しみですね!  里帰りのご予定はありますか~
おじい様の方から 会いにお出かけでしょうか・・

appleいずみんさま

いずみんさんのサイトの方は、コメントが入れられず、ご無沙汰していますが
日記は拝見させていただいてます~  お元気そうで安心しています

bellaさん、
愚生は、単純に奥さんがセクシ-だからと思っていました。
ナブッコはラッセル・ワトソン(イングランド)が好きです。

素敵な家族ベルナールさん一家と親しくされておられて羨ましい様です.。
ベルナール夫人のお料理も美味しそうで、またふくろうコレクション凄い数ですね。
Bellaさんは歌もお上手なのですね。小生若い頃は合唱団に入ったりしていましたが、歳をとってからはカラオケのみ。そして耳が遠くなってからは、クラシックを聴いても以前聞いた音と違うため敬遠の有様で、大事な趣味の一つが消えた寂しさは格別です。
Bellaさんご指摘の、それぞれの境遇で自分なりの道を模索し、個性的で自立した人生を送ることを願うフランス人の生き方は素敵です。
そして子供時代のしつけが厳しいと言うことも本当に大事ですね。
フランスの出生率を論じた今回のブログ、bellaさんの確かな目と素敵な纏め方に敬服です。
そして久し振り拝見できたbellaさんデッサンも素敵で、時々作品をご披露して下さいね。

こんばんは (◎´∀`)ノ
(-_-)ウーン...bellaさんの解析力、鋭いですネェ w(^o^)w!
たしかに「そうなのか!」と思わされます。
しかし日本だって、私の両親が子供の頃の時代は出生率が高かったと思います。
私の両親はともに5人兄弟姉妹でした。そして私も4人兄弟姉妹です。
でも、その理由は全然違うものでしょうね。

おっと、それよりもbellaさんが描いたこのご家族の似顔絵のデッサン・・・、
今さら言うことではないですが、さすがの腕前!です。
ルノワールのイレーネの絵(ジグゾーパズル)とともに、飾りたいほどです。

bellaさん
拝見しました。
おもしろいです。
私も、フランスへ行く中、子供の出生率は、すばらしいな~と思います。
親の子供に対する生き方もよいですよね。

また、入籍しない結婚も認められて、手厚い国からの支援もありますね。

日本も早く、そうなって欲しいです。

applemarieeさま

こちらにコメントをいただいて ありがとうございます~

フランスは 大人が楽しい社会で、子供に楽しい文化がないので、
一日も早く 大人になりたいと 若者は願うのでしょう・・
若者文化全盛の日本とは かなり違いますね~

フランスを歩かれているmarieeさんに ご同意いただいて感謝です・・

おはようございます
フランスの出生率の高さ、なるほどこういう理由があるんですね~
18歳から自立してくれると親としては助かりますよ
日本との違いをまざまざと感じました
奥様のお料理の腕前も、ちゃんとした研究の末なんですね
こういうところは是非見習わねばなりません
娘のお弁当に四苦八苦している私としては(笑)

2.0といっても、偶然の変動で1人台に逆戻りすることがあったら、フランスの優位性の説明は
どうなるのでしょうか?

appleぽんぽこぴーさま
コメントを大変ありがとうござました~  フランスの出生率の高さは
いろいろな要因で 出された結果だと思いますので

一つの要因が数値を 大きく下げることもあり得るでしょうし、
一つくらいが ダメになったからと言って 出生率には響かないかも知れません
その辺は 専門家の方が 詳しく解説していらっしゃるでしょうか・・

私の感想は あくまで地道な家庭一般から 感じ取った一例です ^&^

ただ フランス人は 出生率が高いから 優位だとか 
よそより勝っているといった ”比較” にはあまり興味がないかもしれません
自分たちが、いいと思うから産むのであって 
全体の出生率が下がっても 個人には 関係ないと思うかもしれません・・

ただ 子育て支援の国の政策には 手厳しい意見を持っていますし
国力の衰退を心配する 政治家さんたちも いろいろ真剣に方策を考えるかもしれませんね!

コメント 本当にありがとうございました!

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