「プロヴァンの中世祭」 本日のイケメンは?
「 プロヴァンの中世祭 」
Les Medievales de Provins
前回に引き続き その2です
14. パリの東90km、プロヴァンProvinsは、
小高い丘の上、城壁に囲まれた小さな町
事前に 特に詳しくは 調べずにやって来た私たち、
車で なんとか町中に潜入しようと ルートを探しましたが
悉く、警察車両のバリケードに 行く手を遮られました!
15. 結局、数キロ先の 隣町の臨時駐車場まで誘導され、
改めてそこから バスでピストン輸送されたのです
多分 日頃は 眠ったような町が、果てしない駐車場の海と化し、
緑の丘には 野営して祭りを楽しもうという人々の
色彩りどりのテントが 一面に咲いておりました
(直火でクレープを焼く)
16. 哀れな豚くん、 回転用の心棒に 口からお尻まで貫かれて
” トンだ迷惑 ! ”
17. オオカミ狩り専用の犬、アイルランド原産のグレーハウンド
18. この町のシンボル、「 セザール塔 Tour Sesar 」 12C
ドンジョン (Donjon 天守閣)から 町が一望できる
19. この町の地下には 石切り場、倉庫や作業場として使われた
地下道が 縦横に張り巡らされています
( ガイドツアーでないと入れません )
20. 「演劇」 ベンチは麦わら製、
登場人物も コーラス隊も 観客も 中世びと・・
筋書きは、
ダンナと若い男、両方からお金を巻き上げようと算段する おかみさん、
狡猾で、滑稽な夫婦の会話なのに、 中世だからでしょうか、
言葉が 「丁寧語(vouvoyer)」でした!
21. 城壁では 鷹匠のショー
地上では 黒マントの鳥男が 飛行準備!?
22. まぶしい晴天が にわかに暗転、 突風と大雨が・・
そしてまた 何事もなかったように きらめく太陽・・
西洋絵画には こうした 天空の激変から
インスピレーションを得たものが多いですよね~
23. 罪状はナニ?
24. 罪の懺悔は ボクが 承ります~
25. さて、 「本日のイケメン」は どの男性?
26. ところで, プロヴァンの城壁の中には ちゃんとしたホテルは1軒しかない
当然 予約は 半年前から埋まってしまいます ・・・
町を出れば 帰り道のどこかで ホテルは見つかるから、大丈夫 と
高をくくっておりました
ところが、プロヴァンから10km、、20km、、離れても
街道筋のホテルやモーテル、どこもかしこも ”満室お断り”
改めて、「プロヴァン中世祭」の人気ぶりを 思い知らされました!
結局 夜遅く パリに かなり近づいてから
8階建ての大規模モーテルで 空室を やっと見つけることが出来ました
ホッ!
でも、レストランは閉店時刻を過ぎていて、、、 危うくピザで命拾い!
当てずっぽうで見つけたモーテルでしたが、
翌朝 広いロビーに 興奮気味の子供たちが 大勢群れていたことで
わかりました そこは、なんと
「パリ・ディズニーランド」目当ての 新しいモーテルだったのです!
昨日 ”中世時代にタイムスリップ ”して来たばかりなのに
今度は 現代の夢の国 ”ディズニーランド” かいな~
話は 少しそれますが、
アメリカ文化の代表格、「 DisneyLand 」を ヨーロッパで
初めて受け入れたのが フランス、パリ
フランス人は保守的だ、とか
フランス人は 自国から出たがらない、とか
フランス人はアメリカを軽蔑している、とか
英語がしゃべれない、とか
英語をわかっていても プライドがあって使わない、とか・・・
そういう 昔からの ” ありきたりな決め付け ” は
最近は ” 今や昔 ”となりつつあります~
中世祭とディズニーランド、 たまたま 偶然の比較ではありますが
古いものも大好き、 新しいものにも ものすごく貪欲、
フランスの二面性に 思いを馳せた朝となりました・・・!