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2011年12月14日 (水)

「クレープ」と「ガレット」は ブルターニュが発祥の地 

ブルターニュ発祥の食べ物と言えば  「クレープ と ガレット」 ですが、

「クイネット Kouignette」も 忘れてはなりません

 

                                                         

 

 

01.   城壁で囲われた島 Ville close、コンカルノー Concarneauに有名な 「ショコラトリー」が あります

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( Maison Georges Larnicol )






02. ここで売られているのが 「クイネット」 

プレーン、アーモンド、アプリコット、塩キャラメル、サクランボ、チョコレート、レモンなど 味付けは16種もありますよ

 

どんなお味かと言うと・・・    しっとりした菓子生地が 渦巻き状に巻かれていて・・ 

日本では 西洋菓子のブームが 次々来てますね   「クイネット」も 候補の一つでしょうか~

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( 写真   上が クイネット、  下は メレンゲ菓子 )

 

 

03.      これ全て チョコレート    力作ですね~!

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04.     このお店のモットーは      「お菓子作り 技術は情熱なり」 

「セルフサービス」の貼り紙もあります

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05.       さて、 寒冷なブルターニュの土地は 痩せていて
 

ワインの代わりに 「シードル」が 作られ、小麦の代わりに 「蕎麦」が 作られて来ました

 

今日でも ブルターニュに足を踏み入れると、

ホテルやレストランから フランスらしい あの「 バゲット 」は パタリと姿を消す
 

(   もちろん いわゆる ” パン ” は出ますけど  ・・・  )

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( サンマロにて 露店のクレープ屋さん )

 



                         

06.   昔、 ブルターニュの人々は  蕎麦を 「蕎麦がき」 や 「粥」にして 食べていましたが 

ひょんなことから、それを 熱い小石 Galetの上で 焼いて食べると 美味しいことを 発見した

 それが、ブルターニュの名物 「 ガレット Galette 」 になった訳 !

 

ガレットは そば粉と塩と水だけで 生地を作り、

そこに ハムやチーズ 野菜、玉子などを乗せる 惣菜系の食べ物なのです

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07.    やがて、そば粉の代わりに 小麦粉を使い、牛乳 バター 玉子 砂糖などを

混ぜて 生地にしたものが 今日の 「 クレープ Crepe 」 となったのです

 

クレープは ご存じの通り、  甘いお菓子系と 塩味の惣菜系と、両方あります

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( 私は 写真のように マロンペースト、アップルなど もっぱら菓子系のクレープばかり 食べ歩きました! ) 






08.   ところで 「ガレット」は  もう一つ別なものを 指すことがあります
 

いわゆる ” 丸く平たい 焼き菓子のガレット ” のこと

 

そう言えば  モンサンミッシェルのお土産も ”ガレット ”  でした

 

                           



ゴーギャンが活動した町、ポンタヴェンにある 

この 「Traou Mad」 という店のガレットは とても有名で、お客さんもたくさん来てました~ 

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09.     「 Traou Mad 」社のガレット、  「 ガレット ド ポンタヴェン 」 は 

イメージキャラクターに採用したゴーギャンの絵と相まって 今では 広く その名が知られています

 

                            


1975年には「Les Galettes de Pont-Aven」  という映画も作られていますが 

芸術的な意味で? 女性の美しいお尻を崇拝する アル中気味の画家の話で、 

いかにもフランス的な映画です~!

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10.    ところで、「Traou Mad」は ブルトン語で 「良きこと」を 意味する単語らしい
 

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Traou Mad社の この商標登録図は 

 

ゴーギャンが 1888年に描いた 「 ブルターニュの少女たちの ロンド(輪舞) 」 という絵です~

                            

日本でも お洒落な食べ物として  すっかり定着したクレープ、

 

本来は ブルターニュの 貧しい食糧事情から  発展してきたものだったのですね
  

 

                           

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コメント

こんばんは。
「クイネット」というお菓子は知りませんでした。
写真ではデニッシュにもパイにもタルトにも見えますが~、
いずれにせよ焼き菓子好きなので食べてみたいです。
偶然ですが、一昨日夜中に「ショコラ」という映画のDVDを観てまして・・・
(ご存知ですよね?ビノシュとジョニー・デップ主演の作品)
映画の中でも見事なチョコレート作品がたくさん。
蕎麦って日本人くらいしか食べないものかと思っていましたが、
結構欧州でも食べられているんですね。
これもまた偶然ですが、つい昨日読んでいた故・米原万理さん(ロシア語同時通訳の第一人者)のエッセイ「心臓に毛が生えている理由」の中に、
ロシア人もよく蕎麦を食べているとありました。
実を粥にしたりスープの具にしたり、そしてクレープにしたり。
やっぱりお蕎麦は麺としてつるつる食べるのが好きですねえ・・・日本人だ~。
ゴーギャンは「タヒチ」の絵のイメージが強いので、こんなに可愛らしい少女の絵を描いていたなんて、
驚いてしまいました。。。

いつもの素晴らしいフランスの歴史、美術行脚にお菓子(!)が加わったらもう言うことなしですね。
残念ながら、西洋美術史よりも、もっともっとお菓子、とりわけ西洋菓子にはご縁の無いkurakameですから(笑)、クレープぐらいは見たり聞いたりしたことはあるものの、食したことは未だ無い(!)のです。
それでも、bellaさんのブルターニュの旅に数倍の楽しさが加わったであろうことは、充分に理解できる美味しそうな、素敵なお菓子の物語でした。

ブルターニュのお菓子の話で、これだけ素晴らしいブログを書かれるbellaさんには、ただただ敬服です。
「有名な 「ショコラトリー」が あります」という文章を読んで、その下の写真の、ケースに入ったチョコレートが, ショコラトリーかと思う間抜けの爺さんですが、「トリー」が専門店を意味するのは何故かご教授頂ければ幸いです。

チョコレートの彫刻?の力作揃いには驚きです。塊から彫るのですか、それとも鋳型でつくるのでしょうか?

どのお菓子も甘党の小生には涎がたれそうなものばかりですが、そば粉が原料のガレットも味わってみたいお菓子。日本でもどこかにあるのでしょうか?
ガレットが進化してクレープになり、クレープには塩味の惣菜系もあるのですね。

ポン=タヴェン派が活躍した町だけあり、イメージ・キャラクターにゴーギャンの絵が採用されているとは素敵です。

エスプリがきいているだろう映画「Les Galettes de Pont-Aven」は観たいですね。

同じ発音のトラウマが、ブルトン語で 「良きこと」を意味するとは、言葉は難しいですね。
今回のブログも楽しませて頂き有難うございます。

今晩は
フランスならではの素晴らしいお菓子ですね。
蕎麦が使われているのは初めて知りました。
チョコレートの力作は素晴らしいです。
ライオンを食べる勇気はありません。

bellaさん、
卵・チ-ズ・ハム入りのものはテレビで見たことがあります。
美味そうでよだれが出そうになりましたよ。
日本では食べさせるところはあるんですかね?

こんにちは!
料理やお菓子ひと口にフランス○○と言ってもいろいろあって当然、、
日本でも北と南で大違い、食べ歩きたくなってきました。
クイネットにメレンゲ・クレープ・ガレット日本では売ってないでしょうか?
今度探してみます。
以前ロシアのケーキは甘党minojiにも甘過ぎて閉口しましたが、この焼き菓子ならいけそうです。(笑)
それぞれに歴史があり文化があり、そして職人の誇りがおいしいものをつくりあげるんですね~。

こんばんは (*゚▽゚)ノ
フランス旅行を楽しみに来ましたぁ (^o^)/

いきなり甘~い香りが漂ってきそうですね。
クレープはもちろん知っていますが、ガレット・・・(・_・?、クイネット・・・(・_・?
う~ん、なるほど、美味しそうですネェ (^o^)!
餡子を使った和菓子の甘さは苦手な私は、チョコレートは平気なのです (^_^)!
ガレットも美味しそうです。蕎麦は大好きですので、これもぜひ一度、味わってみたい食べ物です。
エッ?クレープって惣菜系もあるのですか?知りませんでした (^_^;;!
”トラウマ”って元は何語なのでしょう?

bellaお姉さま、こんにちは~
やっとここまで辿り着きました
って一度は拝見していたのですけど、コメントを入れそこないました
クイネット・・・初めてのお菓子です
お味がたくさんあって食べてみたいと思いましたよ
それに、チョコレートの彫刻?(笑)
素晴らしいですね~
食べるのが惜しいような気がします
でも、誰かのお口に入るのですよね
クレープ・・・私は甘いものを入れるものとばかり思い込んでおりました
塩味のお惣菜ですか!!
そういうクレープもありなんですね~
bellaお姉さまのブログを拝見していますと、たくさんの文化に触れることができて
とても勉強になります
いつも思うのですが、お姉さまはブログの最後に必ず次のブログの予告をされて
そういうところが凄いところですわ
私は、いつも行きあたりばったりで(笑)

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