ブルターニュ カンペールの白い陶器は手描きです
ブルターニュ半島で 一番西側にあるのが 「 地の果て 」を意味する フィニステール県 Finistere
そのフィニステールの 中心都市が 「 カンペール Quimper 」 です~
01. カンペールは 今日でも ケルト文化が息づく素敵な町 !
陶器の店では 、 何故か 「 日の丸 」が おいで、おいでと 手招きしています
02. カンペールは 海からは 15kmほど 内陸にあるのですが
「 オデ川 Odet 」 の水利のお蔭で いにしえより 大変栄えてきました
03. サン・コランタン大聖堂 Cathedrale St-Corentin ( 1240年から建造、 ブルターニュ初のゴシック様式 )
04. 大聖堂を背に、 中世の面影を残す 「 ケレオン通り Rue Kereon 」
「 ブル・ドッグ 」は ブルターニュの犬、 という意味だそうです~
05. 彼は ↓「 ブル・ドッグ 」ではありませんが !
06. 「 ブル・ネット 」! 褐色の髪が 魅力的・・・
07. 「 アンサン・ブル 」 ♪
楽しげなおしゃべりと 軽やかな笛の音が ほら、 響き合って・・・
08. さて、ここカンペールの名産品は 「 カンペール陶器 」
1690年創業の 「 アンリオ カンペール社 Henriot Quimper 」 は
現存するすべてのフランス企業の中で最も古い企業で、
その最大の魅力は 熟練した職人の、伸びやかな 「 カンペールタッチ 」と呼ばれる 絵付け技巧です
09. ウエッジウッド、ロイヤルアルバート、リモージュ、セーブル、マイセン、ジノリ などの上品な 磁器は
( 工場見学では 手による 絵付けのデモンストレーションが見られますが )、
実際のところ、 超高級品は別として、 製品の大半はフィルム印刷ですね
一方で、スペインやイタリアで見られる フォルクローレ的な 厚手の素朴な陶器は
手描きでなかったら意味がありません
「 カンペール陶器 」は 繊細さと素朴さ その両方の良さを 兼ね備えた名品、 と言ってよいかもしれません
( 白地にブルターニュ民族衣装の男女や 花・鳥などの図柄 )
そういうことで、 ” 高級品 ”を 旅の空で買うには 「お金」 と 「勇気」が 足りなかったので、
私は ” フイルム絵付け ”の マグカップを1個 買ってまいりました~
10. そのマグカップには 「 ブルターニュの民族衣装 」が描かれています
男女ペアの民族衣装は 個性的で美しく、 それぞれ 町ごとにデザインが異なり
いかにも 誇らしげ ~
次々回は ゴーギャンが 長く活動した ブルターニュの町を レポートさせていただきますが、
ゴーギャンが 好んで描いた ” ブルターニュの女たち ”、
そう言えば こんな恰好をしていましたね ・・・・・