シードル(林檎酒)と フランスの美しい村
フランスの アルザス地方やブルゴーニュ地方には <ワイン街道>があるけど、
ノルマンディ地方には < シードル街道 >Route du Cidre がある
01. シードルとは 「 りんご酒 」 のこと
そして、ここは そのシードル街道沿いの村 「 ブヴロン アンノージュ Beuvron en Auge 」
” フランスの美しき村 Les Beaux Villages de France ” に登録されている
生憎の雨模様 でしたが ” 美しい村 ” は 雨でも 美しかったです~
02. ノルマンディでは 「美しい村」に登録されている村は 実は 数少ない
貴重な観光スポットです
03. 主にチーズ、玉子、牛乳などの乳製品を売っている食料品店 (エピスリー Epicerie)
上のお店
お洒落だなあと思ったら、
「日本の雑誌で紹介されました」と、
店内に貼り紙がありました!
04. 「 青いロバ 」 という名前の ガーデニング店
05. 「オーライ、オーライ!」と 車を誘導してもらって
この店の前に やっと 駐車出来ましたが、 結局、お店で 何も買いませんでした
店仕舞いをした夫婦に、 買わずに 申し訳ありませんでしたネ、 と言ったら
「 トンデモナイ~ 」と 笑いながら カメラにポーズまで取ってくれた
06. さて、下の店では 「シードル」を買いました
フランスといえば ワインですが、 ノルマンディやブルターニュの気候と土壌は ワイン作りに適さない
林檎など果樹は よく育つので ワインの代用として、 また、飲むのは危険とされた生水の代用として
このあたりでは 昔から りんごジュースや りんご酒が製造されてきました
07. シードルは発泡酒で、アルコール度は 2%~5%ぐらい
大きく分けて、 「ドライ Sec」 「ハーフドライ Demi-sec」 「マイルド Doux」の三種がある
値段は 2ユーロから10ユーロぐらいまでで、 とても安い
フランス人へのお土産として 一般的にどれがいいか尋ねたところ、
店のマダム、 「ドライにしなさい」と 即答!
ドライは 辛くて、酸っぱくて、ツンと来て、色も透明で澄んでいる それこそドライだ!
やっぱり フランス人は ” 大人 ” だから 辛口なのでしょうか~~
シードルが安いことは フランス人は よく知っているので 一応 一番高い’ドライ’を 8本買った
08. 下は ドライでなく ” マイルド シードル ”
一見 林檎ジュースのようだが、甘くはない でも 林檎の風味が残っていて、何故か癒される
初心者には マイルドがおススメかもしれません ~
09. この日は 道ばたの オーベルジュ ( レストラン付き安宿 ) に泊まったが
マダムが、 オーディション番組 あの スーザンボイルにそっくりでした~!
( こういう時に限って 写真を撮って来るのを忘れて ・・ 残念! )
10. 夕食は ノルマンディ特産の ムールや牡蠣、 肉料理には、 ソーセージを頼みました
一見美味しそうデショ ・・・ でも 詰め物が おかしい
腸壁みたいな、内臓の皮みたいなものが詰めてある! 今日は ハズレでしょか・・・
たまには こんな日もあるのデス~~~
( 実は この料理は ノルマンディ名物 アンドゥイユ Andouille、
豚の胃や腸など内臓、耳などを 腸詰にしたもので、 脂肪分に富み、
寒冷地の人々にとって、欠かせない料理です )
後日談となるけど、 ノルマンディ、ブルターニュと 車で回って、
パリの文化圏近くに戻りかけた頃、
レストランで シードルを注文したら、 フフン、と軽く笑われた
まあ、ぶっちゃけ、シードルは ワインと比べたら 下等な飲み物、
「当店では シードルなんか置いてません」という 皮肉だったかもしれない
しかしながら、 「 ワイン 」 を蒸留すると 「 ブランデー 」になるように
「 シードル 」 を蒸留すると 「 カルヴァドス 」 になる
高級品ですぞ~!! ^&^
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素敵すぎてため息が出てしまいますね~。
いつか行ってみたい場所に加わりました。。。
シードルも飲んでみたいなぁ。
投稿: いずみん | 2011年10月 3日 (月) 19時13分
木造の家に色とりどりのお花が飾ってあって、美しい村にぴったりの景色ですね。
道端のホテル、食事にはムールや牡蠣を一杯食べて泊まってみたいです。
シードルで思い出したのは、小生の故郷長野、リンゴの産地であるにもかかわらず
シードルのことは聞いた事がなかったので調べてみたら、この頃生産を始めた様です。
一度見つけてマイルドを味わってみなければいけませんね。
Bellaさんのブログを拝見していると、小生の海外の思いで余りにもみすぼらしく、
また面白くもなく、続けるのが気が引けてしまいます。
投稿: ktemple | 2011年10月 4日 (火) 16時28分
いい旅だな~。安心して個人旅行ができるのは先進国ならではですね。中国でこんな旅してると危ないもんです。鉄道は衝突、車は故障続きまともに帰れないかもしれない。(笑)
何処の国や地域もその土地土地で産する物に誇りを持ってるんですね。シードルよりワイン!だなんてやはり誇り高きパリジェンヌですか?
投稿: minoji | 2011年10月 4日 (火) 18時08分
楽しそうですね ~
また一人旅がしたくなりました。
リンゴ酒をフランスで作っているとは知らなかったです。
写真が明るくてとても綺麗です。
室内や飾り付けは綺麗!やっぱりフランスですね。
投稿: Golfun | 2011年10月 4日 (火) 20時36分
いつも目新しい写真と解説で、目を覚ましています。
目を覚ましといえば、もう一つ、bellaさんのお顔です。
お目目ぱっちりで、ご両親に感謝感謝ですネ。
投稿: タケオモン | 2011年10月 4日 (火) 21時17分
シードル、飲んでみたいです。
ドイツやスイスで食後に”シュナップス”を色々頂きました。サクランボから出来ているシュナップスは、けっこうキツかったなぁ!ハーブから造られているものもありました。
でも、このシードル。アルコール度数からすると、シュナップスとはまったく異なるみたいですね。
2~5%なら私には”リンゴジュース”・・・(^_^;;ヘヘッ!
街の中もいかにも”田舎~!”という雰囲気、伝わって来ます。このようなところを訪れてこそ、旅は面白くなるのでしょうね。
私のココログの”友達リスト”の中に、パリで暮らしたことがある方がいらっしゃいます。
投稿: 慕辺未行 | 2011年10月 4日 (火) 23時58分
bellaお姉さま、おはようございます
すっかり出遅れてすみません
今日も午後から私立の進路説明会がありまして、なんとなくドタバタしております
って普段化粧をしませんので、しなれないことするのが面倒でして(苦笑)
今回の街並み・・・特に美しいですね
お店の雰囲気がいいですわ~
流石は雑誌に出るだけあります( ^ω^)おっおっおっ
そのりんごを使った飲み物がまた美味しそうですね
8本も買われたのですか、ドライを
私は無難なマイルドでしょうか(笑)
スーザン・ボイルにそっくりのオバサマを拝見したかったですね~
投稿: kanarin | 2011年10月 5日 (水) 09時32分
お目にとまって恐縮です。
新しい漢和辞典にはユニコードがついています。
IMEパッドの文字一覧で検索します。外国文字例えばハングルで書けます。
一度しか飛行機に乗っていないのも珍しいでしょう。
投稿: shunn | 2011年10月 5日 (水) 15時49分
どのお店も、さすがおしゃれで、つい入りたくなりますね。
日記楽しませてもらいました。
おおきに
投稿: ジロー | 2011年10月 5日 (水) 19時47分