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2011年9月23日 (金)

木の教会って見たことありますか~ オンフルール

                                    





01.   パリ方面から  ラ・ロッシュ・ギュイヨン城 Chateau de La Roche Guyon などを眺めながら   セーヌ河岸の 白い石灰岩の道を辿ると、   やがて、 

イギリス海峡に面した   セーヌの河口の町  「 オンフルール Honfleur 」 に着く

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02.    旧港に面したこの風景は  古今東西、プロ・アマを問わず、 

芸術家たちの魂を虜にして来ました    一種の 「 風土病 」 だそうですよ~


オンフルールが 惜しみなく与える霊感で、
芸術家は みな オンフルール病に罹り
 

’その気’に なってしまう らしいのです

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03. さて木で出来た教会って 見たことありますか~

港に面して建つ 美しい家々の向こう側の 二つの屋根、   あれが 

木造の サント・カトリーヌ教会 Eglise Sainte Catherine です!

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04.    ノールウィ、ポーランド、ルーマニアなどには 幾つか木造教会があるらしいけど (写真は ウィキぺから )

 

木立に囲まれて佇む 可愛らしい お伽の国の教会のようですね~!

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05. 一方、 このオンフルールの サント・カトリーヌ教会は  西ヨーロッパでは 本当に稀な 

大型の「丸ごと木造教会」です    何故
、このような珍しいものが ここにあるのでしょうか~

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06.      15C 百年戦争がどうにか終結し、英軍が引き上げると、

全ての石工や建築家が 荒廃した町の再建のため 召集される

造船技術に長けた 町の船大工たち 「斧親方 Hoche Maitre」は 居ても立ってもいられない
  

石工たちの手が足りないなら 俺達がやる、 一刻も早く 神への感謝を表わしたいと

こぞって 進んで  教会の建設に着手したのです

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( 左手の、「 鐘楼 」は 教会から独立した とても珍しい 「一本立ち鐘楼 Clocher isole 」で

今も鐘撞き人が 中に住んでいます  )

        




07.    さすが 船大工たちの見事な作品、  ” 船底型 ”の天井が 2列に並んでいます 

天井が 木で出来ている教会は ヨーロッパでは 無い訳ではありません

ただ、 基礎以外 側壁も含め ” 丸ごと木造 ”  という点が 珍しいのです~

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08.     日本人にとっても やはり 木はいいですね~

しかしながら  500年もの間、 よく火事にならなかったこと・・・!

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09.   生憎の雨模様でしたが、  たくさんの観光客が この教会を 訪れていました

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10. ところで、 教会の入り口、 ハンディキャップのある人が  一風変わった乗り物に 乗っていました

 
 

貼り紙には   「 事故に遭って、側頭骨を骨折しました
 

それ以来、左耳の難聴、平衡感覚の喪失に悩まされています

私達を’ 助けてください!  レストランの食券でも構いません 心から感謝します! 」

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ヨーロッパでの、 物乞いのかたちは さまざまですが こういうスタイルは 初めて・・

 

        

ネコちゃんたちにも   聖人カトリーヌのご加護がありますように~~

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コメント

おはようございます。
bellaさんの世界は私にはすべて未知世界です。その世界を散策させて頂くのを楽しみにしています。

私は今日も渡り観察。これからが秋の最盛期になります。楽しみだなぁ、、、、。

港町の素晴らしい風景は、なるほど芸術家たちの魂を虜にするに充分過ぎるようです。
自然と建築群の見事な調和のように思えます。

木の大きな教会、石工たちがいなくなっての船大工の仕事だとか。
船大工の技術なら、多少の応用をきかせればそれほど難しくは無かったのでしょう。

土地の材料による建築は、石でも木でもその地では一段と輝きを放つものですね。

海辺には、船が賑やかに並びでいかにも盛んな港町を感じさせ、
それが中に入ると木造のお伽の国の可愛らしい教会が見えるという、
対照的なオンフルールの風景が、画家達の魂を虜にするのでしょうか。
欧米の教会といえば石造りの豪壮な建物を思い浮かべるだけに、
こんな教会もあるとは本当に素敵なことです。
しかもいかにも船大工さん達が作った事を感じさせる木造の建物が
5百年も生き続けているとは素晴らしいことでね。
そして珍しい物乞いさんの写真をちゃんと撮ってこられている所が
さすがBellaさんと感心しています。

bellaお姉さま、こんにちは~
木でできた教会・・・初めて拝見しました!
教会ってレンガ造りが多いように思います
船大工さんたちの力量でこんな立派な宇宙船?のような教会ができたのでしょうね
いい感じですわ~
猫ちゃん連れの物乞いスタイル・・・これも私も初めてです
食券でもいいと言われると本当に可哀そうな気がします
日本では見かけないですね

bellaさん、
ノルウィのものはテレビで見たことがありますが、これはお初です。

何時も目新しい事を、拝見しています。
船大工と教会とは、解説を聞けば納得します。

木造の教会、実際にこの目で見たことはありませんが、TV番組で見たことはあります。
ルーマニア・マラムレッシュ地方にある教会や、南米・チリにも木造の教会がありました。
柱もすべて木で出来ていました。どちらも”ユネスコ世界文化遺産”に登録されているそうです。
我々日本人にとっては、”木の文化”何となく落ち着きますよね。

今晩は!木造教会拝見してふと思ったのが、日本の教会です。
明治村に移築保存されている「大明寺聖パウロ教会」です。外観は昔の公民館風ですが中はゴシック様式、木材と竹材そして漆喰など昔の日本の建材で天井も見事にできています。日本の大工さんも大したものと感じ入りました。
柱など似た細工の所もあり洋の東西を問わず、昔の職人さんの創意工夫には頭が下がります。

今晩は
一見雑然とした港町と思いましたが、バランスの取れた綺麗な街並みですね。
日本では木造建築は杉や檜です。
ヨーロッパでは森林を見なかったので木造建築の教会は珍しいと思いました。

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